新年を迎え、今年の干支は「壬寅(みずのえとら)」。トラは古くから縁起の良い生き物として親しまれてきました。そんなトラにちなんだ何か縁起の良いモノはないかな~と探してみたら、ありました!
見つけたのは、毎年その年の干支をモチーフにした上生菓子や季節ごとの行事に合わせて日本の四季を取り入れた、伝統的な和生菓子を一つ一つ丁寧に手作りしていることで知られている御菓子司『梅香亭(ばいかてい)』の“練り切り”です。

ということで今回は、今年の干支「寅歳和菓子の“練り切り”」を新年4日から営業、初売りをしている和菓子のお店『梅香亭』へ行ってきましたので、気になるトラの“練り切り”をピックアップしてご紹介したいと思います。
POPに描かれた優しいタッチの和菓子のイラストにほっこり和む店内
要町駅3番出口を出て、右手に山手通り沿いを進むこと約8分、3つ目の信号機の交差点を左へ入ったすぐ裏手の角に建つ『梅香亭』。
外から見た印象は、昔ながらの和菓子屋さんといった雰囲気の佇まいです。



正面入り口を入ると横一列に置かれたショーケースの、三段に仕切られた棚には定番和菓子の最中、焼き菓子から「寅(虎)」にちなんだ生菓子や饅頭、お赤飯などが並べられています。


それぞれの和菓子には、墨で書かれた商品名や使用食材の他、日持ち日数とアレルギー表示が目立つ朱色で記載されており、選ぶ基準や中身が一目で分かります。

その左下には、優しいタッチで描かれたかわいい手書きのイラストがペタッと貼り付けられており、イラストからも伝わる心が温かくなるような店内にほっこり和みます。
さっそく、お目当ての「寅歳和菓子の“練り切り”」は、どれかな?とショーケースを覗いてみたところ、もうほとんど残っていませんでした~。
それもそのはず、これを楽しみに買いに来る地元の方が多いといいます。私が選んでいる間もすぐに後から入ってきた常連のお客さんが、親しげにお店の方と挨拶を交わしていました。

これは売切れる前に買わねば!と、全7種のうち残っていた商品名“虎年”、“目出鯛” の2種類の他、お店の方に伺った オススメのトラの和菓子を購入することに。
愛嬌のあるデザインやクオリティの高さに、食べるのがもったいない!

こちらが、今回購入した6種類の干支和菓子[寅]です。
ドーンと存在感のある、トラの背中の焼き印が押されたつぶ餡が入った“ドラ焼き”と山芋が入ったトラの薯蕷(じょうよ)饅頭2種、右奥にはトラのしっぽが巻きついたような手亡豆の“虎豆”。
そして、今回の目玉である「寅歳和菓子の“練り切り”」“虎年”、“目出鯛” です。

かわいい~!ですよね~!特にトラの愛嬌ある表情や耳の形など手の込んだ創りは、まるで芸術品のようなクオリティの高さです。
あまりにもキュートなビジュアルに食べるのがもったいない!次に会えるのは12年後と考えると、このまま飾って置こうかと思ったほど(笑)。

実食した感想は、もちろん!おいしいに決まっています。全て天然の素材を使っているため、どれも甘さ控えめで素朴な優しい味わいでした。
ちなみにトラの絵が描かれた箱は、お年賀としていただいたチョコレートです。こういったさり気ないお気遣いが、長く地元で愛され続ける所以の一つではないでしょうか。
創業64年、地元に根付き「街」と共に活きる和菓子屋『梅香亭』
『梅香亭』の練り切りは、季節のイベントに合わせたバリエーション豊かなものが多いと評判で、とても人気があります。

その中には、冠婚葬祭や誕生日などで家族の顔を予約をされる方も多いそうです。
何でも2代目が考案した創作和菓子「愉夢(たのしむ)菓子」とのこと。(オーダーメイドで和菓子ケーキや上生菓子を製作)。
ショーケースには、「福山雅治」さんの誕生日に依頼された和菓子ケーキや上生菓子で作ったアニメ「鬼滅の刃」のキャラクターたちが見本として展示されていました。
そっくりですね!特に伊之助なんか、眼の感じが見たまんま!
子どもからお年寄りまで世代に愛されるのも納得の職人技に驚きです。
そんな『梅香亭』は、今年で創業64年を迎えました。

「和菓子の老舗「梅花亭(中野新橋)」で修行を始め、昭和33年2月(オープン日1958年2月8日)に暖簾分けを経て、『梅香亭』と名乗り念願の店を創業しました。」(HP抜粋)
店の角に見える木は、店名にちなんで創業時に植えた「思いのまま」という品種の梅の木。
世代が変わっても「夢、思いのままに花開く」精神をモットーに、和菓子の伝統を守りながら、時代の変化に合わせ柔軟な思考で和菓子を作っていくと言います。
これからも地域住民の暮らしに寄り添う和菓子屋さんとして、ずっとあり続けて欲しいですね。

上生菓子“練り切り”以外にも、季節を感じる和菓子がたくさんあります。そんな『梅香亭』へ、みなさんも足を運んでみてはいかがでしょうか。
クチコミにあった、端午の節句には飛ぶように売れる「柏餅」や「コーヒーわらび餅」「豆大福」「黒糖饅頭」はリピーターも多く鉄板とか。
梅香亭
住所:東京都板橋区南町16-5
最寄り駅:東京メトロ 有楽町線・副都心線/要町駅3番出口 徒歩約8分
TEL:03-3955-5932
営業時間:平日/ 9:30-17:30・土日祝/9:30-17:00
定休日:不定休




















