多くの幸運を招くめでたいそら豆の甘煮!要町・お多福豆専門店『長府屋』

日本人にとって豆は昔から“縁起の良い物”として、節目節目に食べられてきました。
最近では、2月3日の節分に豆を食べた方も多いのではないでしょうか。

立春の前日に行われる節分では、豆をまいた後に福豆を自分の歳の数(+1個)だけ食べて1年の無病息災を祈ります。

福豆(大豆)を食べることで、邪気を追い払い病に打ち勝つ力がつくと信じられ、福を取り入れられる“縁起の良い食べ物”と言われているのです。

その豆の中に、見た目が“おたふくの顔”に似ていることで呼ばれている「お多福豆」があります。漢字を見れば分かるように「多くの福を招く」として、おせち料理や祝い膳にも用いられているそら豆の甘煮。

そんな、縁起の良いお多福豆のみを専門に製造販売しているお店が要町駅から10分ほどの場所にあると知り「これは、ぜひとも食べてみたい!」と、散歩がてらに訪れてみました。

レンガの外壁とグリーンの窓枠が目印!お多福豆専門店『長府屋』

要町駅2番出口を出て要町通り沿いを進み、一本奥へ入った閑静な住宅街の中へ。

近くには、以前ご紹介した「熊谷守一美術館」があり、その先の左手にひと際目を引く洋風な外観のお店が今回ご紹介する、お多福豆専門店『長府屋』です。

老舗お豆屋さんのイメージを覆す、まるでカフェのような入り口の軒先には「おたふく豆」と書かれたエンジ色の看板と街灯を模したポストが置かれています。

店内は、ギリギリ2人が入れるくらいのコンパクトな造りになっており、左手に小窓があり、その壁際に木製の長椅子と丸テーブルが置かれ、右手には商品受け渡しのカウンターがあります。

正面に掛けられた暖簾の奥が工房のようです。
目の前には招き猫のトレーと呼び鈴が置かれ、おたふく模様のクロスや絵手紙、棚の小物に和を感じる内装となっています。

ボタン式の呼び鈴を押してみると、2階からお店の方が下りてきました。

商品はお多福豆のみ!こだわりの製法で作り上げられた絶品の味

訪れた時間は平日の15時頃でしょうか。実は、『長府屋』のお多福豆を通常よりお得に買える「こわれ」という商品があります。

多少見た目が崩れていても味に変わりはないため、自宅用に買われていく方が多いそうです。残念ながら、この日は既に売り切れていました。

お店の方曰く、数に限りがありますが、お電話での注文・お取り置きができるとのことです。それは、うれしいですね!次回はゲットしたいと思います。

今回は、通常商品の30粒入り800円(税込)を購入しました。

開けてみてビックリ!つやつやとした大きな豆がきれいに並んでいます。大きさは3〜4㎝くらいで、ふっくらとして柔らかく甘すぎず上品な味わいです。

一粒一粒がしっかりとしていて、ねっとりとした弾力のある食べ応え十分な逸品。ブラックコーヒーや渋いお茶にベストマッチする、舌の肥えた通に食べさせたいほど絶品な味です。

大正7年(1918年)創業。先々代の祖父から守り続ける無添加製造

お多福豆専門店『長府屋』は、今年で創業104年になります。1960年(昭和35年)東京のこの地にオープンして62年。

現在は4代目に製法が引き継がれ、3代目と共に創業当時の味を守っているといいます。
着色料・保存料・防腐剤は、一切使用せず独自の製法で無農薬栽培のそら豆と上白糖のみで製造。(HP抜粋)

お多福豆の製造には4〜5日掛かるため、ひとつひとつ心を込めて丁寧に手作りで作りあげているとのこと。それ故に黒く光る姿は、うつくしく食欲をそそります。

そんなお多福豆だけを作り続けている『長府屋』へ、お近くにお越しの際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

思わず自分の贈り物グルメリストに、追加したくなること間違いなし!
おいしいものを食べて笑顔になれば、正に「笑門来福」です。

長府屋
住所:東京都豊島区千早2-24-8
最寄り駅:東京メトロ 有楽町線・副都心線/要町駅 2番出口より徒歩10分
TEL:03-3957-5026(代)
営業時間:9:30-18:30
定休日:日曜日・祝祭日・年末年始

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。