小さい頃に本やテレビでよく耳にした昔話。「むか〜し、むかし…」のフレーズはとても有名です。
でも、遠いどこかのお話でした。
その昔話にゆかりのあるお寺が近くにあると知り、びっくり。
今回は「西光寺(さいこうじ)」をご紹介したいと思います。
江戸初期の創建。板橋七福神の一箇所でもある
千川駅から歩いて15分ほどの場所にある、江戸時代初期に創建された歴史あるお寺です。
敷地は広くはありませんが「板橋七福神」の一箇所でもあり布袋さまがいらっしゃいます。

お正月の期間は本堂でご開帳されているようで、満面の笑顔と豊かなお腹を見せてくれているようです。
拝観した方は、きっと幸せな気持ちで帰っていくのでしょうね♪

こちらがご本堂です。いつもは閉まっています。
あの昔話に登場するお地蔵さまが目の前に
そして本堂の右側に木造の小さなお堂があります。

「しろかきじぞう」の表札と、中にとても古そうなお地蔵さまが安置されていました。

昔話に登場するお地蔵さまが目の前にいらっしゃるなんて、感動です。
だって、テレビで「まんが日本昔ばなし」をよく見てましたもの。
なんだか有名人に会ったような感覚。
あらすじは、こうです。
心優しい信仰心のあるお百姓さんが田植えのための代かき(しろかき)を懸命にしたにもかかわらず終わらない。途方に暮れていると、お地蔵さまが代わりに代かきをしてお百姓さんを助けた、というお話。

調べてみたところ、「まんが日本昔ばなし」の『田植地蔵』という作品がよく似ています。
ただし、細部で違うところがあるので、これは別の地域の話なのかもしれません。
もしかしたら、全国にはこのように似たような話が各地にあるのかもしれないですね〜。
お地蔵さまは、人を苦悩や悲しみから救済してくれる仏さまとされています。
きっと、お百姓さんにとって田植えのための代かきはとっても骨の折れる厄介な作業だったんでしょうね。
信心深くいればお地蔵さまが救ってくれる、という願いがこの話には込められているように、個人的には思いました。
子どもの頃に聞いていた昔話も、大人になって聞くとまた違った見方ができて面白いです。
ご興味のある方は、実際にこちらのお地蔵様を観に来てみてください。
室町時代に作られた区内最古の石地蔵としても貴重です。
境内は樹木が生い茂りまるでオアシス
境内は手入れが行き届いていて、たくさんの樹木が植わっています。

幹が太く根元がゴツゴツした立派な木々もあり、古そうで生命を感じます。

板橋区の保存樹木に指定されているものもいくつかありました!
寺子屋が置か教育の場所でもあったという歴史まで
また、明治初頭には寺子屋が置かれ、当時の住職が近所の子どもたちに教育を行っていた歴史もあります。
境内の横はちょっとしたスペースになっていました。
子どもが遊ぶには良い広さがあり、山門が開いていれば自由に入ることができます。

素通りしてしまいそうなほど静かな佇まいですが、特色豊かなお寺です。
来年はお正月期間に訪れて、ぜひ布袋さまを拝みたいと思っています。
池袋という都会のすぐ近くでも昔ながらの空気を感じられます。
近くを通った際は、ちょっと寄ってみてください。
西光寺(さいこうじ)
住所:東京都板橋区大谷口2–8–7
電話:03–3956–3746
最寄駅:東京メトロ有楽町線・副都心線「千川駅」1番出口から徒歩14分




















