みなさんは、池袋界隈に住んでいた漫画家というと誰を思いつきますか?きっと、ほとんどの方は手塚治虫や藤子・F・不二雄といったトキワ荘メンバーを思い浮かべるのではないでしょうか。
実は、この界隈には他にもいくつもの有名作品を世に出した巨匠が住んでいたんです。それは横山光輝です。
「鉄人28号」、「三国志」や「魔法使いサリー」といった作品名の方が若い方はピンとくるかもしれません。
今回はその横山作品を数多く所蔵する「豊島区立千早図書館」をご紹介します。

鉄人28号がお出迎え

館内に入るとまず最初に、大きな「鉄人28号」のフィギュアが出迎えてくれました。
「存在感がすごい!」の驚き、そして、「なぜここに?」という疑問。
不思議に思ったので調べてみました。
どうやら、作者である横山氏は1960年から亡くなる2004年までの45年間を、ここ千早で暮らしていたようです。そういった縁から寄贈されたようです。
よくテレビで見ていたサリーちゃんが、今も実家にある三国志が、この地で書かれたんだと思うと感慨深いです。
そしてフィギュアのすぐ近くには、「横山光輝コーナー」が設けられていました!
現在、横山作品で購入可能な作品のほとんどは揃っているようです。
館内でしか読めない本もあるので、読みたい作品が貸出されていなければ、図書館に通ってみてはいかがでしょうか?
作品が生まれたその地で読むのもオツなものですよ♪
「遠山の金さん」もこの地で誕生
「この桜吹雪……」の決めゼリフで有名な時代劇ドラマ「遠山の金さん」。
俳優の松方弘樹が金さんを演じていましたね。毎回、最後はスカッと晴ればれとした気持ちになったものです♪
作家の山手樹一郎の小説をドラマ化したもので、その山手氏も要町に住んでいました。
高橋英樹がドラマで演じた「桃太郎侍」も、よく知られていますよね。
山手氏の作品は、最後は善が勝つ、といった爽快なストーリーが多いようなので、「なんだか気分が上がらない」という時には作品を読んで、気分転換をしてみてください。
「山手樹一郎コーナー」も設けられていますよ!
子どもの感性を育む工夫が盛りだくさん
貸出カウンターの横には児童室があり、赤ちゃんから小学生を対象とした本が並べられています。
取材をさせていただいた時期が学校の夏休み期間ということもあり、魅力的なコーナーが設置されていました。
「夏休みの自由研究おたすけコーナー」です。そこには「調べる学習おたすけセット」という紙袋が置いてありました。
夏休みの自由研究の素材として、袋ごとにテーマがあり、それに関する本が3冊入っています。子どもがその本を使いながら調べ学習ができるというわけです。
学習の進め方が書かれた用紙が袋の中に入っているので、「何かを自分で調べて自分なりの答えを出す」ための「研究のやり方」から教えてくれる、とても便利なアイテムです。
他にもいろいろ
2階に上がると「YAコーナー」と書かれたポップアップが目に飛び込んできました。
「YAって何?」と答えを探したところ、“Yang Adult=若い大人“の略でした。そこは、13歳から19歳の若者向けの本のエリアです。
興味がわくようにとの工夫でしょうか、レイアウトもポップな雰囲気になっていました。
この千早図書館は、1971年6月1日に開館し令和3年でちょうど50周年を迎えました。

開館50周年記念として当時を偲ぶ写真が展示されていました。
「この界隈に住んでいた作家や漫画家の方たちが、作品作りのために来ていたかもしれないな〜」と妄想世界に入ってしまいました(笑)。
決して大きな図書館ではありませんが、とても特色ある場所です。

お近くにいらした際は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
館内閲覧であれば誰でも利用可能です♪
豊島区立千早図書館
住所:東京都豊島区千早2-44-2
電話:03-3955-8361
アクセス:東京メトロ有楽町線・副都心線「千川駅」3番出口 徒歩5分
開館時間:平日 9:00-19:00
土日祝日 9:00-18:00
休館日:第1火曜
第4金曜(祝日除き)
年末年始(12/29-1/4)












